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姶良市デジタルミュージアム

下名の疱瘡踊り

種別
無形民俗文化財
内容
民俗芸能
員数
寸法
製作年
江戸時代後期
所在地
姶良市下名
所蔵者
下名疱瘡踊り保存会
管理者
下名疱瘡踊保存会
指定年
昭和49年5月15日
解説

疱瘡踊の由来は、鹿児島から来た音曲の女師匠「すてな」によって伝えられたと言われている。この踊りは、疱瘡(天然痘)が流行した時、上名の黒島神社や帖佐の米山薬師へ行き、踊を奉納してそこの疱瘡水をもらい受け、疱瘡の退散を祈ったいう。しかし、疱瘡退散のために踊ったのは、明治19年3月の大流行の時までであり、それ以降は落成式など祝賀行事の際に踊るようになったという。踊の衣装は、ホタ振リが陣傘に裃姿で、踊り子は黒の訪問着に傘と扇子を持つ。踊りの入退場には道楽があり、出端・すてな節・薩摩新橋と踊が続く。以前は歌い手が円陣の中央におり、他の楽器を持つ者は踊り子の間に入ったといわれる。                                  <すてな節(天下泰平)>                            1.天下泰平 おさまる御代の 弓は袋に 剣は箱に(アードスコイ)          おさまる御代こそ 豊かなれ (ヨイヤナ)(ステナ ステナ)          2.女郎も女郎もじゃよ 下ん関っの 女郎は 三味も え弾かにゃ 小唄もならぬ (アードスコイ) お客の 愛想は なお ならぬ(ヨイヤナ)(ステナ ステナ) 3.おなつ なつ なつ 夏かたびらを なにに染むかとおくやに問えば (アードスコイ) 浅黄に こまがた 紅かの子  (ヨイヤナ)(ステナ ステナ)       <薩摩新橋>                                 1.薩摩新橋 唐金擬宝珠 唐金擬宝珠 潮に写して(ハイヤ)潮に写して 様よ 桜島2.おごが すげの笠 押しあげて かぶれ 押しあげてかぶれ すこしお顔が(ハイヤ) すこしお顔が 様よ 見とうござる

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