前田遺跡出土編組製品
- 種別
- 有形文化財(考古資料)
- 内容
- ウドカズラ、テイカカズラ、コナラ属アカガシ亜属製の編組製品
- 員数
- 14
- 寸法
- ー
- 製作年
- 縄文時代中期後半
- 所在地
- 姶良市東餅田498 姶良市歴史民俗資料館
- 所蔵者
- 姶良市
- 管理者
- 姶良市教育委員会
- 指定年
- 令和6年1月12日
- 解説
- 前田遺跡は約8,200年前のマグマ水蒸気爆発で形成された火口湖の住吉池から南側に広がる傾斜面に立地し、低湿地部の標高は17~18mである。発掘調査時にこの低湿地部から縄文時代中期後半(約4,500年前)の土坑72基を検出し、その内部・周辺から鹿児島県内初となる編組製品14点が出土した。 編組製品は、通常の自然環境で残存しにくい植物性遺物であり希少性が極めて高いだけでなく、当時の自然環境や植物資源の利用をうかがえる重要な資料である。