吉左右踊・ 太鼓踊
- 種別
- 無形民俗文化財
- 内容
- 民俗芸能
- 員数
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- 寸法
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- 製作年
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- 所在地
- 姶良市加治木町西別府
- 所蔵者
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- 管理者
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- 指定年
- 昭和36年8月16日
- 解説
- 加治木町に伝わる太鼓踊は,その由来が古いことで知られている。特に西別府地区の太
鼓踊には吉左右踊が付随している点に特色がある。
踊りは,もとは旧暦の7月16 日,17 日に行われていたが,現在は新暦の8月16 日に踊られる。
太鼓踊は毎年踊られるが,吉左右踊は隔年に踊られる習しであった。
吉左右踊は,ドラ打ちという道化役2人(赤狐・白狐という)と数人以上の踊り手2組で構成される。白絣の着物を着て頭に毛頭をかぶり,薙刀を持った朝鮮軍と,黒絣の着物を着て白鉢巻を結び太刀を持った薩摩軍とが,互いに向い合って斬り結ぶ間を,赤狐・白狐がひょうきんな身振りで踊りまわる 狐は 島津義弘が朝鮮での戦いで道に迷ったとき 2匹の狐が道案内をしてくれたという伝説にもとづくものとされる。このような伝承がついてはいるものの,吉左右踊は元来は棒踊りの変形したものとして理解される。
太鼓踊は,陣笠をつけた兵士姿の者が背に黒い鶏の羽根のついた矢旗を負い,胸には締
太鼓をさげ,左右に足をあげながら太鼓を打ち,勇壮に踊る。
昭和五十一年(1976)記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に国に より選択された。
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