寺師臥竜梅
- 種別
- 天然記念物
- 内容
- 植物、梅林
- 員数
- 3~5本
- 寸法
- -
- 製作年
- -
- 所在地
- 姶良市寺師336・338
- 所蔵者
- 井ノ口・井之脇両家
- 管理者
- 個人
- 指定年
- 昭和63年7月25日
- 解説
隅州(大隅)の寺師臥龍梅は、日州(日向)の高岡の月知梅、薩州(薩摩)の東郷藤川天神の臥龍梅とともに三州三梅の一つと言われている。しかしながら、寺師臥龍梅については、江戸末期刊行の『三国名称図会』には記述がなく、幕末明治にかけての若い梅である可能性がある。昭和63年の指定時には老木30本を対象としたが、その後の台風災害や水害などにより、多くが枯れてしまい、現在ではわずかに数本が残るのみである。地元では、近辺の同種の梅を寄付してもらい、梅林の空白箇所へ植え直し、新たな梅林として整備し直している。梅林の一角には綱天神があり、菅原道真に因んだ伝説を伝えている。 明治35年の鉄道開通以後は、当時の帖佐村の名所として喧伝され、毎年観梅会が行われ、最寄りの駅に臨時列車が仕立てられたこともあった。