山元碗右衛門墓
- 種別
- 記念物(史跡)
- 内容
- 江戸時代の龍門司焼陶工の墓
- 員数
- 1
- 寸法
- H81×W55㎝
- 製作年
- 1813年
- 所在地
- 姶良市加治木町小山田 扶蔵院墓地
- 所蔵者
- 川原輝夫
- 管理者
- 川原輝夫
- 指定年
- 昭和44年5月19日
- 解説
山元碗右衛門は、加治木島津家に招かれ、加治木城南麓の棚目(山元窯跡)で高級な碗や皿を焼いていたが、のちに元禄元年(1688)頃に小山田に移り、庶民に親しまれる龍門司焼の基礎を築いた。碗右衛門は「龍門司焼の陶祖」と呼ばれ、この墓は4代碗右衛門の墓である。山元家は4代で途絶えたが、同じ陶工であった川原・波多野・犬童家が製陶に従事し伝統をよく伝えた。
[正面刻銘] 文化十癸酉年 霊玉堂虚玄居士 二月二日
[側面刻銘] 享年七十九 山元碗右衛門