川原芳工墓
- 種別
- 記念物(史跡)
- 内容
- 江戸時代の龍門司焼陶工の墓
- 員数
- 1
- 寸法
- H138.5㎝
- 製作年
- 1798年
- 所在地
- 姶良市加治木町小山田 扶蔵院墓地
- 所蔵者
- 川原家
- 管理者
- 川原家
- 指定年
- 昭和44年5月19日
- 解説
川原芳工は、川原藤兵衛の二男であり、十左衛門種甫という。初代山元碗右衛門に協力し龍門司焼の隆盛に尽力した。鹿児島藩窯の竪野窯に学び、肥前・筑前・備後・京都・尾張・伊勢などの先進地を巡り修行したという。天明6年(1786)加治木の弥勒に磁器窯の皿山を新設し、寛政6年(1794)には花倉窯を創始し、薩摩焼の発展に大きく貢献した。寛政10年(1798)に72歳で亡くなった。
[正面刻銘] 寛政十戊午歳 陶仙成功居士 十一月十七日
[側面刻銘] 行歳七十弐歳 川原十左衛門