帖佐八幡神社浜下り
- 種別
- 無形民俗文化財
- 内容
- 年中行事 11月上旬
- 員数
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- 寸法
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- 製作年
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- 所在地
- 姶良市鍋倉 新正八幡神社
- 所蔵者
- 帖佐八幡神社浜下り保存会
- 管理者
- 帖佐八幡神社浜下り保存会
- 指定年
- 平成19年2月13日
- 解説
浜下りの行事は今から約700年前の鎌倉時代後半に始まったといわれている。弘安五年(1282)、新しく帖佐の領主となった平山了清は京都の石清水八幡宮の霊を勧請し、一家眷族や僧侶・医者・大工など八七三人を伴い、大変な苦労をして船で帖佐の松原八幡の江湖に着いたといわれている。了清らはさらに上別府川をさかのぼって船津に至り、一夜を明かし、翌日には現在の桜公園の山に居を定め、八幡神社を建立し、京都から持ってきたご分霊を収めた。八幡神社の浜下りは、鎌倉時代に新しく帖佐の町を作った人々の苦労を偲び、感謝の気持ちをこめて、山から神輿を下ろし、海岸の御門神社まで行列を行う伝統行事である。途中では神社の氏子がいる集落をくまなく練り歩く。 現在の行列は、先頭からホコ持ち・ヒモロギ・太鼓・神主・タイマツ・笹ボウキ・オモドシと続き、武者姿の5名が先陣を務めている。武者には帖佐小学校親父の会が協力している。神輿は宇都自治会の青壮年の方々。しんがりの武者隊は、高樋自治会の皆さんです。最後に、傘持ちと唐びつもち、陣羽織り姿のスポーツ少年団と続く。