松岳全龍(しょうがくぜんりゅう)は、島津義弘が建立した吉祥寺の開山である。慶長の役の際に従軍僧を願い出たがかなわず、将兵の武運長久を願い、法華経1万部の読経を義弘から命ぜられた。和尚は慶長3年9月10日から12年4月23日まで、8年数カ月の間に1万3千部の読経を行った。元和2年(1616)に読経記念碑が建立され、現在精矛神社境内に移築され、「経塚」と言われている。
松岳全龍大和尚の墓
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