漆バラ踊り
- 種別
- 無形民俗文化財
- 内容
- 民俗芸能、バラ踊り、
- 員数
- 30人(鉦打ち・ドラ打ち・バラ・歌)
- 寸法
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- 製作年
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- 所在地
- 姶良市蒲生町漆
- 所蔵者
- 漆地区バラ踊り保存会
- 管理者
- 漆地区バラ踊り保存会
- 指定年
- 平成16年7月20日
- 解説
竹ばらに紙を張って素朴なバラデコと鉦を打ち鳴らして踊る。蒲生では漆浦方限りに始まり、今日では漆小学校で郷土教育の一環として取り入れられ、秋の運動会で披露されている。起源については、秀吉の朝鮮出兵の時の凱旋祝いとして漆の従軍者たちが踊ったものと言われている。昭和に入り長く途絶えていたが、昭和52年に復活し、同56年4月に保存会が発足した。同59年5月19日には県民の森の植樹祭で披露された。〔人数〕鉦打ち6人、ドラ打ち2人、バラ20人、歌2人、計30人。〔服装〕鉦打ち:絣の着物・たすき掛け・ハカマ・花笠・黒足袋・武者ワラジ・太刀1・鉦・ウツベ・バラ・白襦袢・モモヒキ・シュロ脚絆・ワラジ・矢旗ツノ(縄の鉢巻)、ドラ打ち:絣・色タスキ・ダテ巻き・赤ふんどし・ワラジ・脚絆・面・ドラ・ひょうたん、歌者:和服・紋付・ハカマ・ゾウリ、〔踊り方〕ドラ打ちを先頭に、鉦・バラが続き、ミツべ・カラテコ・ナナツべを繰り返し、二列縦隊で広場正面に進み、正面につくと「門がかり」となり、バラを回しながら、円陣を作り前進する。これは敵の城門に攻め寄せる行動を示すものという。