竹牟礼遺跡出土槍先形尖頭器
- 種別
- 有形文化財(考古資料)
- 内容
- 員数
- 1
- 寸法
- 現存長12.7㎝、最大幅4.0㎝、厚さ1.1cm
- 製作年
- 推定旧石器時代終末~縄文時代初頭(15,000~10,000年前)
- 所在地
- 姶良市蒲生町漆
- 所蔵者
- 個人
- 管理者
- 個人
- 指定年
- 令和6年1月12日
- 解説
- 竹牟礼遺跡は漆盆地北西部、標高165mの丘陵裾部に位置し、周辺には旧石器時代終末から縄文時代早期とみられる遺跡が複数所在している。 この尖頭器は昭和24年(1949)6月に漆小学校の児童が遺跡内から偶然発見したもので、石材は玄武岩であり、旧石器時代終末から縄文時代初頭(15,000~10,000年前)のものとみられる。両面に加工が施された木葉形をしており、木製の槍の先端に装着して使用されたと考えられ、現時点で姶良市最古の遺物である。 槍先形尖頭器は九州では類例が少なく、鹿児島県内では他に薩摩川内市の馬立遺跡で木葉形のものが一点採集されている。