蒲生のクス
- 種別
- 特別天然記念物
- 内容
- 植物
- 員数
- 1
- 寸法
- 根回り33.57m、目通り幹囲24.22m
- 製作年
- 樹齢1,500年
- 所在地
- 姶良市蒲生町上久徳2258 蒲生八幡神社
- 所蔵者
- 蒲生八幡神社
- 管理者
- 蒲生八幡神社
- 指定年
- 昭和27年(1952)3月29日
- 解説
- 大正11年に国天然記念物に、昭和27年に国特別天然記念物に指定された「蒲生のクス」は、蒲生八幡神社境内にあり、推定樹齢1,500年、根周り33.57m、目通り幹囲24.22mで、内部には直径4.5m(約8畳敷)の空洞があります。昭和63年度に環境庁の巨樹・巨木林調査によって、
日本一の巨樹であることが証明されました。その枝張りは四方に広がり、壮観な様は、まるで怪鳥が空から降り立ったようです。
保安四年(1123)閏2月21日に、蒲生院の領主であった、蒲生上総介舜清(かもうかずさのすけしゅんせい)が、豊前国宇佐八幡宮を勧請して、この地に正八幡若宮(蒲生八幡神社)を建立した。その時すでに「蒲生のクス」は神木として祀られていたといいます。
伝説では、和気清麻呂が宇佐八幡の神託を奉上し大隅に流された時に蒲生を訪れて、手にした杖を大地に刺したところ、それが根づき大きく成長したものが「蒲生のクス」だとも言われています。また、出水地方に残る伝説では、悲しき恋物語によって「出水の大楠」と「蒲生のクス」は互いに相思の楠であるとも言われています。
これまでの長い歳月や自然災害の影響で「蒲生のクス」の樹勢に衰退が見られたため
この歴史的遺産を末永く保護し後世に伝え残していこうと、平成8年度から4ヵ年計画で
国庫補助事業による「蒲生のクス」保護増殖事業を実施しました。
見取り図
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