蒲生御仮屋門
- 種別
- 有形文化財(建造物)
- 内容
- 建造物
- 員数
- 1
- 寸法
- 高さ 4.5メートル、横6.1メートル
- 製作年
- 文政九年(1826)
- 所在地
- 姶良市蒲生町上久徳2399
- 所蔵者
- 姶良市
- 管理者
- 姶良市教育委員会
- 指定年
- 平成23年4月19日
- 解説
- 蒲生地頭仮屋の正門で、通称「御仮屋門(おかりやもん)」と称される。
御仮屋とは、現在の役場にあたるものである。この地にあった当時の御仮屋は、石垣の高塀を巡らし、中央の正門(御仮屋門)を中に入ると広庭に出た。左手には、鐘撞堂があり、周囲
には建物が並列していた。門の直前に正玄関、右手に中門があり、その内側が正院の庭になっていたが、隣にある御仮屋犬槇(おかりやいぬまき)の下がその場所である。
御仮屋は、文政九年(1826)三月に再建されたのであるが、それ以前のものが腐朽したため新たに建てられた旨が蒲生町教育委員会所蔵の地頭仮屋棟札に記されている。
御仮屋門は、高さ4.5メートル、横6.1メートルで、材木には全てクスノキが使用されている。反り瓦屋根の両脇には小屋根が、前方には袖が出ており、乳鋲を打った観音開きの大扉や不浄門などに昔日の面影をとどめている。この門は平成10年12月に現在地へ移築再現された。
蒲生御仮屋門平面図
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